第11号~第20号(昭和63年~平成9年)

第11号昭和63年3月

論文

聖徳太子建立四六ヵ寺説について  小野一之 (1)
土地売買と請返し  毛利一憲 (36)
中世海村の外部交流について  白水 智 (79)
「満蒙鉄道問題」に関する第二次「幣原外交」の基本方針  佐藤元英 (91)

研究ノート

出島オランダ商館の会計帳簿―「総勘定元帳」の分析(その1)ム  行武 和悸 (110)

史料紹介

長崎貿易仕法改革関係史料―宝永七年三月「唐船商売今度新規二致方之御帳」―  太田勝也 (129)

調査報告

茨城県内の歴史資料収蔵施設及び史跡調査 中央大学大学院国史学専攻 中田ゼミ (153)

第12号平成元年3月

論文

天武朝の政治的特質に関する一考察  内村浩史 (1)
近世後期幕藩関係の一考察―「問答集」の数量的考察にみる幕藩間「問答」の実態―  饗場 実 (27)
開拓使創設期の東京府移民について  牛米 努 (78)
旧仙台藩領「奉公人前」をめぐる一紛議  滝島 功 (93)
士族授産の展開と岩倉具視  落合弘樹 (120)

研究ノート

出島オランダ商館の会計帳簿―「総勘定元帳」の分析(その2)ム  行武和博 (141)
砲術伝書に見る玉径について―近世砲術流派の伝書に見る違い―  坂 和雄 (156)

書評

中村質著『近世長崎貿易史の研究』  小山幸伸 (168)

第13号平成2年3月

論文

東国御家人中沢氏の西遷と大山荘地頭御家人中沢氏―鎌倉・室町時代初期における政治史的分析―  雉岡憲一 (1)
室町禅林における大名家在京雑掌の活動―相国寺大智院競秀軒の場合―  小林健彦 (42)
近世農民の罪と罰―近世村法研究庁説―  神崎直美 (58)
仙台の地租改正  滝島 功 (93)

研究ノート

出鳥オランダ商館の会計帳簿―「総勘定元帳」の分析(その3)ム 行武和博 (116)
大師河原塩田における塩業の展開  落合 功 (129)

批判と反省

鈴木暎英一氏「『大日本史』の続編計画をめぐって」吹毛  飯田瑞穂 (141)

書評

長野ひろ子著『幕藩制国家の経済撫遺』  落合 功 (153)

中田易直先生古稀記念行事

長野ひろ子著『幕藩制国家の経済撫遺』  落合 功 (159)
中田易直先生略年譜 (162)
中田易直先生主要著書・論文目録 (164)

第14号平成3年3月

論文

鎌倉幕府の給恩地に関する一考察―日本封建制論を検討するための一つの試み―  鈴木 満 (1)
安芸国沼田小早川氏氏市場禁制の歴史的位置  佐々木銀弥 (31)
近世における百姓一揆の考察―駿河・遠江・伊豆を中心として―  大塚さつき (51)
幕末期長崎商人間の株移動―長崎商人永見家の株移動を中心に―  小山幸伸 (93)
第1回内国勧業博覧会についてム出品蒐集活動と出品物の分析ム  國 雄行 (111)

書評

幕末期における問屋仲間の一考察―大坂塩問屋を題材として―  落合 功 (134)
士族授産金の府県別貸与額について  落合弘樹 (145)

第15号平成4年3月

論文

カバネ秩序に関する基礎的考察  内田浩史 (1)
寺院縁起と聖徳太子建立伝承  小野一之 (12)
内麿藤原氏と藤原親経―広業流の形成を中心として―  細谷勘資 (29)
室町後期五山禅僧の経済活動について  田中浩司 (47)
河岸地と地租改正  滝島 功 (65)

研究ノート

桓武天皇と東寺領伊勢国川合荘の伝領―山部王(桓武天皇)と屋部王―  寒川照雄 (97)
凶年と寛宥の刑  毛利一憲 (105)

追悼

飯田瑞穂先生の急逝を悼む  佐々木銀弥 (121)
飯田稲穂先生略年譜 (122)
飯田瑞穂先生主要著作目録 (123)
弔辞  鈴木康司 (128)
弔辞  寒川照雄 (128)

飯田先生の思い出  橋本克彦 稲生典太郎 佐藤進一 中田易直

          平城照介 長華子 寒川照雄 野崎昭雄

          石井正敏 矢本郁郎 柄浩司

(130)



研究室・卒業生だより (156)
中央史学会会則 (158)

第16号平成5年3月

講演

西ヨーロッパの公文書館  三上昭美 (1)

論文

「攘夷儀」の成立  土井郁磨 (15)
18世紀中期の長崎と勘定所ム松浦河内守信正を中心としてム  鈴木康子 (43)
地租改正事務局の基礎的研究  滝島 功 (65)

書評

太田勝也著『鎖国時代長崎貿易史の研究』  小山幸伸 (87)

博物館・資料館探訪

八潮市立資料館  岸本光子 (94)

追付

佐々木先生の御逝去を悼む  中田易直 (96)
佐々木銀弥先生略年措 (97)
佐々木銀弥先生主要著作日録 (98)
弔辞  鈴木康司 (103)
弔辞  塚本 学 (105)
弔辞  坂田 聰 (106)

佐々木先生の思い出  橋本克彦 稲生典太郎 佐藤進一  皆川完一

           網野善彦 五味克夫 谷本 茂 齋藤 功 出浦雅子

           細川涼一 外岡慎太郎  白水 智 田中浩司

(107)

第17号平成6年3月

論文

近世藤沢宿をめぐる役負担構造の変質―「役株」の質入・売買を中心として― 池田真由実 (1)
支藩家臣団の構成と展開―大聖寺藩を中心として― 上村厚貴 (26)
近代移行期の長崎と日朝貿易 小山幸伸 (47)
地方改良運動と都市―感化救済事業を中心に―  植山 淳 (69)

書評

佐簾元英著『昭和初期対中国政策の研究―田中内閣の対満蒙政策―』 堀口 修 (87)

博物館・資料館探訪

千集県立房総のむら  豊川公裕 (100)

第18号平成7年3月

論文

践祚儀礼について  土井郁磨 (1)
戦国期駿河湾における漁業生産と漁獲物の上納―験河国駿東郡口野五ヵ村を中心として―  福田英一 (33)
幕藩制下における御三家付家老の機能と意義―特に寛永期を中心にして―  白根孝胤 (58)

研究ノート

三条西家による『日本三代実録』の書写について  柄 浩司 (86)
東国戦国期の軍事的境界領域における「半手」について  峰岸純夫 (104)
武州三峯山神領に閑する一考察  西村敏也 (118)

書評

佐々木銀弥著『日本中世の都市と法』・『日本中世の流通と対外関係』  田中浩司 (137)
鈴木芳行編著『近代東京の水車―「水車台帳」集成―』 松尾正人 (144)

博物館・資料館探訪

鎌倉国宝館―この頃思っていること―  内田浩史 (147)

第19号平成8年3月

論文

日本における「民富」思想の源流―江戸時代人に学ぶ―  逆井孝仁 (1)
篠川・稲村両公方と南奥中世史  垣内和孝 (19)
『新羅之記録』における「夷」「狄」表現について  工藤大輔 (38)
近世武家社会における諸鳥下賜・饗応儀礼の展開  岡崎寛徳 (72)
地租改正事務局の基碓的研究(統)  滝島 功 (94)
明治初年『新聞雑誌』の廃藩論  松尾正人 (114)

研究ノート

中村直勝旧蔵『御成敗式日』について  細谷勘資 (136)

史料紹介

中央大学図書館所蔵古文書(中・近世文書の一)

        荒垣恒明・白水 智・田中浩司・広瀬大成・福朗英一

(156)

書評

藤野保・清水紘一編『大村見聞集』  小山幸伸 (166)
松尾正人著『維新政権』  池田 宏 (170)

博物館・資料館探訪

府中市郷土の森博物館―学芸員の立場から―  小野一之 (174)

追悼

橋本克彦先生の御逝去を悼む  藤野 保 (177)
橋本克彦先生略年譜、主要著作目録、橋本先生『腰折集』より (178)
橋本克彦先生の思い出  寒川照雄・石井正敏・齋藤 功・千葉隆夫 (180)

 

受贈図書雑誌目録 (201)
研究室・卒業生だより (203)
中央史学会会則 (204)

第20号平成9年3月

『中央史学』二十号記念シンポジウム

問題提起  藤野 保 (1)
「徳川鎖国」の本質  太田勝也 (2)
倭館における日朝関係と対馬藩―外交・貿易・文化交流をめぐって―  田代和生 (20)
薩摩・琉球関係と対明・対清貿易  喜舎場一隆 (34)
討論  (司会)石井正敏、峰岸純夫 (52)

論文

県制について  小野里了一 (63)
尾張藩成立期における家臣団編成と構成  白根孝胤 (92)

研究ノート

参府蘭館長に伝達された南蛮に関する上意について  清水紘一 (123)

史料紹介

中央大学図書館所蔵古文書(中・近世文書の二)

        鎌原恒・原田正剛・西川広平・福田英一・前嶋敏

(147)

書評

藤野保著『日本近世史論考』  落合 功 (170)

博物舘・資料館探訪

市立市川歴史博物館  池田真由美 (174)

 

中央史学創刊号~20号総目次 (199)